2/17 ものの重さ

2023年2月17日 12時22分

 3年生は理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。今日は、「種類のちがうもの(砂糖と食塩)の体積を同じにすると、重さも同じになるだろうか」というめあてで授業を行いました。

 3年生は、実験・観察が大好きです。生き生きと意欲的に実験に取り組む子どもたちの姿を見ていると、授業をする側も楽しくなります。

 砂糖と食塩の体積は、計量スプーンの大さじ「すり切り1ぱい」で揃えました。

 「すり切り」という言葉を知っていた児童もいましたが、ほとんどの子どもたちが初めて聞く言葉で、当然、初体験でした。固まっている部分もあり、削り過ぎたり削り足りなかったり・・・。少々苦戦しましたが、どの班も上手に計量することができました。

 今日は、電子ばかりを使って重さを量りました。手の感覚では気付くことのできないスプーン1ぱいの砂糖と食塩の重さの違いがはっきりと分かり、みんな驚いていました。

 実験が終わると、気持ちを切り替え、落ち着いてまとめをすることができます。

 片付けを始めると、子どもたちは食塩にまみれたシャーレとスプーンを教卓に戻しに来ました。思えば、これまでの実験・観察では、虫眼鏡やハサミ、豆電球など、元の場所に戻せばよい道具しか使ったことがありませんでした。

 「このまま返したら、次に使う人が困るよね。」と声を掛けると、すぐに流し台で洗い物を始めてくれました。湯沸かし器でお湯を出していましたが、冷たい水で丁寧に洗っている児童もいました。片付けの指示が曖昧だったことを反省しながら、子どもたちの素直さにほっこりと癒される思いがしました。