2/21 全校朝会・避難訓練

2023年2月21日 15時22分

 全校朝会は、校長先生のお話でした。

 今日のお話は、「言葉(会話)のたし算」という内容でした。
 「ウサギってかわいいよね。」「全然かわいくないよ。」これで会話は終了です。
 「ウサギってかわいいよね。」「そうだね。私もウサギ大好き。」これなら次々と会話が広がっていきます。
 「こんなアイデアがあるんだけれど、どうかな。」「全然よくないよ。」終了!
 「こんなアイデアがあるんだけれど、どうかな。」「それ、いいね!」これなら、さらによいアイデアが生まれてきそうです。

 みんな校長先生の方をしっかりと見つめて耳を傾けています。

 「いいね!」「そうだね!」など、相手の考えを受容し、肯定する一言の「たし算」が、会話を弾ませ、膨らませ、「かけ算」の効果(相乗効果)を生み出す。お話を聞きながら、子どもであっても大人であっても、相手の話をしっかりと聴き、その思いを推し量ることがコミュニケーションの第一歩であることを強く感じました。

 時折、雪がちらつき、風も強い午前中でしたが、中休みには大勢の子どもたちが運動場で遊んでいました。突然・・・

 「ジリリリリー」非常ベルが鳴り響きました。今年度最後の避難訓練(火災対応)は、「予告なし」で行いました。
 まず、運動場で遊んでいた子どもたちが、集合場所(運動場中央)に集まり、整列を始めました。先生方は、校内の残留者の確認をしたり、廊下や玄関で避難誘導をしたりしているため、集合場所には、まだ到着していません。すると、6年生が下級生に声を掛け、整列させ始めました。すばらしいリーダーシップです。

 校舎内にいた子どもたちも、続々と集合場所に集まってきました。口と鼻を覆っている児童が多く、これまでの訓練が生かされていることを感じました。

 訓練放送で避難を開始し、集合場所で担任の先生が人数を確認し、校長先生に避難完了の報告をするまでの時間は、僅か1分58秒。たいへん素早い避難ができたと思います。

 校長先生から「真剣に素早く避難することができた人!」と聞かれ、ほとんどの子どもたちが自信を持って手を挙げていました。しかし、低学年の一部の児童は、「しゃべってしまった人」の問いに手を挙げていました。全体的には、静かで迅速な避難行動でしたが、「なぜ、静かに行動しなければならないのか」「命を守る行動はやり直すことはできない」ということをもう一度しっかりと考えさせたいと思います。